会社が参加を応援!『DAIS』ってどんなプロジェクト?

四国をフィールドに多様な人々が集まり、社会課題の解決に挑むプロジェクト『DAIS』。
人口減少が進む地域の中で、新しい視点や行動を通じて、地域の未来を考え・創っていく取り組みです。

アビリティーセンターでは、2020年から毎年社員が参加しており、参加者はこれまでに20人以上。
「講義」に代表されるいわゆる座学研修とは異なり、「グループ討論」や「⾃ら体験する」を重点に置いたアクティブ・ラーニングで、⾃分⾃⾝を深く⾒つめ直し、成⻑していく大きなヒントを得る場となっています。

今回のワーキングライフ!では、思い入れがある地域の回に参加した社員に話を聞きました。
チームで取り組んだプレゼンが、1位になった理由やプロジェクトに取り組むことで得られたものとは…?

DAISの存在は知っていたけれど、優先すべき業務やテーマへの関心の差もあって、一歩踏み出せずにいました。しかし、今回答申先の自治体を知って心が動いたんです。地元ではないけれど、仕事でもプライベートでも特に関わりの深い地域。「これは自分が行くべきだ!」と運命を感じて、説明会に参加しました。

しかし、後からスケジュール的にプレゼン準備に関わる時間が充分に確保できそうに無いことがわかりました。 集大成であるプレゼンに関わることであったため、一度は辞退することに。再び声をかけてもらって、最終的には参加することにしましたが、覚悟を決めて挑戦をスタートさせたな、と思います。

活動は、まったく知らないメンバー同士でチームを組むところからスタートしました。最初に与えられたのは「まずは一緒にランチへ」という時間。土地勘もない中、初めて話すメンバーと商店街を歩きながら店を探しました。ようやく入ったラーメン店での何気ない時間が、チームの関係性をつくっていくきっかけとなりました。そこで食べたラーメンの名前が由来となり、チーム名も自然と決まりました。

おおまかな役割を決めつつも、その場に応じた分担で対話を重ねながら進むスタイル。年齢も、環境も異なるメンバーが意見を交わしていく。その小さな積み重ねが、チームとしての土台を築いていきました。

ファシリテーターとしてチームをまとめる役割を担ったことで、自分自身の課題も見えてきました。議論を進める中で意識していたのは、全員が発言できる場をつくること。しかし振り返ると、発言の少ないメンバーが思うように力を発揮できていなかったのではないかという反省点が残りました。

「もっと上手くみんなの意見を引き出せたのではないか」「声が大きく、はっきりと意見を言う自分に周りが合わせてくれているのではないか」と、自分自身の影響も感じながら、チームとしてバランスを取る難しさも実感しました。この経験は、日常の業務における会議やチーム運営にも通じる課題として、深く心に残っています。

最終プレゼンでは、複数チームの中で1位評価を獲得し、部分的ですが、提案が採択されることに決まりました。評価された大きな理由は「チーム力」ではないかと思います。メンバーそれぞれが強みを発揮し、誰かを否定することなく議論を重ねた結果でした。

また、他チームが指摘を受けて方向を修正する中、自分たちの考えを貫いたことも印象に残っていることです。「誰に向けた提案か」を明確にし、対象を意識して構成した点も評価につながりました。

成果以上に、自分たちのやり切ったプロセスに大きな価値を感じることができたことはプロジェクトに参加して良かったと感じたことのひとつです。

DAISを通じて得たのは、単なるスキルではなく「人とのつながり」と「視点の変化」でした。異業種のメンバーとは、上下関係でも友人でもない“同志”のような関係が生まれ、今もつながりが続いています。また、自分自身を振り返るだけではなく、地域のために何かを考え、提案する経験は、「自分が住む地域にどう関わるか」を考えるきっかけにもなり、普段の業務では得がたいものでした。

業務時間内にプロジェクトに参加することができ、参加費用は会社負担です。こういった企画に会社側から参加の後押しがあることは、とても意義のあることで、若手でもマネジメントをする立場の人でも得られるものが多くあります。大変ではありますが、多くの社員が前向きに参加をしてくれると良いなと思っています。