台湾の大学生、日本の企業でインターンシップをやってみた ~カルチャーショックもあった!充実の2ヶ月間~ 

アビリティーセンターでこの夏、台湾の大学生が2か月間のインターンシップ就業に取り組んでくれました。 日本の企業、そのなかでもアビリティーセンターを選んだ理由、実際に働いてみてどうだったか、びっくりしたことなど、「充実して楽しい2か月」だったと語るその内容とは!?

台湾の大学の応用日本語学科で学んでいることもあって、学内で募集のあった日本企業のインターン選考会に参加しました。参加企業のひとつがアビリティーセンターで、人材サービスの会社なら、一般的な接客業よりも自分の能力や日本語力を活かすことができそうだと感じました。大学では、ビジネス言語や経済・金融知識について学んでいるため、より高いレベルでインターンシップに参加できると思ったことが大きな理由です。

家族や先生は日本での一人暮らしを心配していました。例えばインターンシップ先がホテルなら、住むところや食事に困ることはありません。ただ、アビリティーセンターは住居探しに始まり、色々なサポートがあったので不安よりもチャレンジしたい意欲が勝ちました。

インターンシップでは、四国の企業と高度な技能や専門知識を持つ高度外国人材とのマッチングを支援する部署「グローバル採用チーム」に所属。選考会やイベントの対応、企業への訪問同行などを経験しました。必要書類を揃えたり、ミーティングの議事録を作成したり、企業を訪問した際のレポートをシステムに登録するなどの事務的な作業のほか、翻訳・通訳も担当しました。

訪問した企業では、外国人材から困っていることや悩み事をヒアリングしました。悩みを聞き、考え方を知り、それを企業さんと一緒に解決できたことは、とても有意義でした。インターンシップを通して「自分は必要とされている人間だな」と思えたことも非常に印象的なことです。

日本と台湾との違いを感じたことも多くあります。何か手続きをするときに、確認すべき人や手順が多く効率が悪いなと思ったり、セキュリティ面に関しては、ギャップを感じたりしました。例えば、研修の必須受講、パスワード設定のルール、書類の取り扱いなど、細かい規定に戸惑った場面もあります。しかし、今ではこのくらい徹底するのが企業としては安心できる環境だと思っています。

また、名刺交換について、ビジネスマナー研修で学んだ内容にも驚きました。まず台湾には段階的な役職はありません。「部長・課長・係長、…どの順番だったっけ?さらに所長やリーダー??」とただでさえ混乱するのに、「名刺を受け取ったら、最も上位の方の名刺を座布団の上に置きます」と(笑)。そんな言い方もある、とユーモアを交えて教えてもらったことではありますが、座布団が名刺入れのことで、机の上に直接置くより丁寧だと聞いてちょっと笑ってしまいました。

アビリティーセンターの社員の皆さんは、自分のやることがはっきりしていて、暇な人がいない印象を受けました。「やることがないときがある」と話す台湾の友人と比較すると、皆さん忙しそうで、しかも自分のことをやって他の人の仕事も手伝っているようでした。一人ひとりの責任感や助け合いが感じられて、自分にはアビリティーセンターの働き方が合っていたなと思います。もらった仕事が早めに終わったら、自発的にマニュアル作成をするなど、やることは自分で探すということを心がけていました。

皆さんが熱心に働くあまり「台風が来ても働くの!?」「命の危険を晒してまで働くんですか?日本人は」とびっくりした日もありました。台湾では「タイフーンホリデー(台風休日)」があり、在宅ワークも禁止されます。日本も台風が来ることが多いのに、対応が違うんですね。

アビリティーセンターでのインターンシップのあとは、別の日本の企業でもインターンシップに参加して、日本で働くことをイメージしています。いまは台湾に戻ってきたところで、帰国してからは「アビリティーセンターの社員の皆さんが恋しい!」と思っています(笑)。それくらいアビリティーセンターで過ごした日々は、充実して楽しい2か月でした。

私は子供のころから「自分がやりたいことにチャレンジしよう」という気持ちを大事にしてきました。家庭にもそういった教育方針ともいえるようなものがあって、今回の挑戦につながりました。今後は、まず大学の授業や卒業論文を終えて、大学院へ進学することや就職のことをゆっくり考えたいと思っています。大学院を選ぶ場合は、四国の大学に私の学びたいところがあるので、検討しているんですよ。実現したらまたお会いしましょう!