香川・徳島エリア統括責任者
2006年中途入社

「新しい船」を

動かしていくこと

全社環境整備プロジェクト、コロナ禍での2拠点兼務、徳島オフィスの組織改革。これまで向き合ってきたのは、いつも「変化の途中」にある現場だった。言うなれば、その時々に新しい船に乗り込み、仲間とともに次の寄港地を目指して進んでいくようなもの。営業として最前線に立ちながら、人が自ら動けるチームづくりを推進している。

全社環境整備プロジェクト、コロナ禍での2拠点兼務、徳島オフィスの組織改革。これまで向き合ってきたのは、いつも「変化の途中」にある現場だった。営業として最前線に立ちながら、人が自ら動けるチームづくりに取り組み続けている。

自分がやってみることから

2015年、全社環境整備プロジェクトに関わることになりました。きっかけは、当時社長だった三好会長から「環境整備を学んできて、全社改革につなげてほしい」と声をかけられたことです。正直、なぜ自分が選ばれたのかはよく分かっていませんでした。ただ、「やります」と二つ返事で引き受けたことを覚えています。

プロジェクトは3人チームでスタート。研修を受けながら環境整備の考え方を学び、それを全社へ普及させていくことが私たちの役割でした。「環境整備」は単なる掃除ではなく、業務効率や働きやすさを改善して組織の空気を変える取り組みです。そのため、まずは自身が率先して実行しようと決めました。毎朝早めに出社してオフィスを掃除する。自分の机まわりを整える。物を減らし、置き場を決める。とにかく徹底しました。

最初は反発も多くありました。「引き出しをなくすのは不便」「逆に仕事がしづらくなる」「生産性が下がる」。そんな声も少なくありませんでした。特に難しかったのは、役職のない立場で、年上の方やなかなか動いてくれない人たちを巻き込んでいくことでした。

最初の1年ほどは、ほとんどが“反対勢力”ばかりだったと思います(笑)それでも、強制だけでは絶対に続かないと感じていたので、少しずつできる人を増やしたり、相談できる場をつくったりしながら進めていきました。

定着するまでには3年ほどかかりましたが、「仕事がしやすくなった」「探しものの時間が減った」といった声が少しずつ増えていきました。働き方そのものが、少しずつ変わっていった実感があります。結果として、松山オフィスでは売上が18%アップし、月平均残業時間も15時間削減。こうした働き方改革の取り組みが評価され、「第1回 愛媛県ひめボスグランプリ」の受賞にもつながりました。

プロジェクトを通して感じたのは、働きやすい環境は、自分たちでつくっていくものだということです。その後、松山オフィスの改装プロジェクトにも関わり、構想から約2年かけて、2023年に新しいオフィスが完成しました。

「いつもいないですね」
と言われながら

2020年からは、新居浜オフィスと松山オフィスのリーダーを兼務することになりました。そこに「同一労働同一賃金」制度の開始とコロナ禍が重なり、本当に大変な時期でした。クレーム対応も多く、お客様もスタッフも、誰も正解がわからない状態。先が見えない不安の中で、どうやってチームを前向きにしていくかをずっと考えていました。

新居浜に行けば松山にいない。松山に行けば新居浜にいない。「西野さん、いつもいないですね」と言われたこともあります。ただ、兼務になってよかったのは、必然的に自分が常に現場にいなくても回るチームをつくらなければいけなくなったことです。少しずつ任せる範囲を広げ、自分たちで考えて動ける状態を目指すようになりました。

松山オフィスでは、社員たち自身が「行きたくなる、帰りたくなるオフィス」というビジョンを掲げてくれました。小さな成功を積み重ねながら、「自分たちでもできる」という感覚が少しずつチームの中に生まれていったのだと思います。

小さな成功を、一緒に喜ぶ

2023年には、徳島オフィスのリーダーに就任し、組織改革に取り組んでいます。ここで大事にしているのは、「まずやってみる」ということです。できる方法を考え続けるより、まず動いてみる。動いたあとで振り返って、また改善していく。その方が早いし、実際にやってみることで見えてくることが多いと思っています。

もう一つ大切にしているのが、小さな成功を一緒に喜ぶことです。営業チームなので、もちろん結果は大事です。ただ、最初から大きな成果が出るとは限りません。だからこそ、「行動目標は達成できた」「前よりよくなった」といった小さな前進をきちんと認めるようにしていました。

できたことを認めて、褒める。そしてまた対話して、次のチャレンジを決める。その積み重ねが、少しずつチームを変えていくのだと思います。実際に、徳島オフィスでは体制の変化で営業人数が減る中でも、過去最高益を更新することができました。

新しい船に、
また乗っていきたい

これまでを振り返ると、やはり「やり続けることで変化は起きる」と感じています。最初から正解があるわけではありません。だからこそ、まず動いてみる。動いたあとにディスカッションして、また動く。その積み重ねが、組織や人を変えていくのだと思います。

仕事をする上で大切にしているのは、「決めたことをやり続けること」です。すぐに結果が出なくても、続けることで少しずつ変わっていく。その実感が、これまでの経験の中で積み重なってきました。今後は、ゼロから新規事業を立ち上げることにも挑戦してみたいと考えています。また新しい船に乗って、その中でチームビルディングをしてみたいですね。

(取材日:2026年5月)

この働き方に共感した方へ