「人」に向き合い続ける。
その積み重ねが、信頼になる

「人」に向き合い続ける。
その積み重ねが、信頼になる

入社を決めた理由は?

もともとは金融業界を志望しており、就職活動では大手企業を中心に見ていました。ただ、企業研究や選考を進める中で、早い段階から裁量を持って挑戦できる環境の方が、自分には合っているのではないかと感じるようになりました。

そんな中で出会ったのがアビリティーセンターです。ベンチャー的な風土があり、若いうちからマネジメントや新規事業に関われる点に魅力を感じ、「ここなら面白い経験ができそうだ」と思いました。また、採用活動を通じて出会った社員の方々の人柄や、成長に対する意欲の高さも印象的で、「この人たちと一緒に働きたい」と自然に思えたことが、最終的な決め手になりました。

入社後、周りの支えを感じたエピソードは?

配属先の徳島オフィスはベテラン社員が多く、若手は私一人という環境でした。最初は年の近い先輩もおらず、孤独を感じることもありましたが、その分、多くの先輩方が自分の育成に関わってくださいました。

特に印象に残っているのは、毎週行っていたロープレ(商談を想定した模擬練習)です。なぜか営業役を任せてもらう割合がかなり高く(笑)、そのたびに細かくフィードバックをいただきました。自分の課題と向き合う機会が自然と増え、少しずつ営業としての力が身についていったと感じています。

また、当時の責任者からは、朝の時間の使い方についてアドバイスをもらいました。始業前に新聞や社内の営業日報を読みながら、その日の行動計画について対話する時間をつくっていただいていました。最初は大変だと感じることもありましたが、この積み重ねが今の自分の仕事の基礎になっています。

当時の徳島オフィスは地域シェアもまだ高くなく、成果が出るまでに時間がかかる環境でした。それでも、上司や先輩が根気強く伴走してくださったことで、諦めずにやり切ることができたと思っています。

キャリアの転機となった出来事を教えてください

入社5年目に、大手電力会社の料金事務センターの現場管理者へ異動したことが、自分にとって大きな転機になりました。これは当社のBPO事業の先駆けとなる案件でした。当時は委託化から約半年が経過していましたが、業務管理やピープルマネジメント、顧客との関係性など、さまざまな課題を抱えている状況でした。周囲からも「この状況を立て直せるのか」と見られている空気があり、かなりのアウェイ感がありました。

それでも、自分に求められている役割やKPI(業務の進捗や成果を測るための指標)を自分ごととして捉え、「どうすれば現場が良くなるか」を主体的に考え続けました。特に意識していたのは、オペレーターの方々と同じ目線に立ち、一人ひとりを尊重しながら関わることです。

改善には1年以上かかりましたが、日々の積み重ねを通して少しずつ信頼関係が生まれ、お客様からも意見を求めていただけるようになりました。自分の考えや進め方が受け入れられ、現場改善に反映されていった経験は、「自分自身の存在価値を認めてもらえた」と実感できる出来事でした。この経験は今でも大きな自信になっていて、その後どんな困難な状況に直面しても、前向きに受け止め、乗り越えていく力につながっています。

誰かが失敗した時、どうフォローしますか?

当社では、クレームを単なるトラブルではなく、信頼関係を築くチャンスとして捉えています。実際にミスが起きた際も、まずは事実ベースで状況を整理した上で、上司と一緒に再発防止策を考えていきます。

その中で印象的だったのは、「個人の問題ではなく、仕組みの問題として捉えよう」という考え方です。原因を個人に帰結させるのではなく、業務フローやチェック体制に課題がなかったかを一緒に洗い出し、チーム全体で改善に取り組んでいきました。 この経験を通じて、「個人として改善すべき点」と「組織として見直すべき点」を切り分けて考える視点が身についたと思います。現在はマネジメントの立場として、その考え方を大切にしながらチームづくりに活かしています。

働く中で、人との関わり方は変わりましたか?

働き始めた当初は、求職者の方や企業に対して「条件をいかにマッチさせるか」という視点が強く、目の前の成果を出すことに意識が向いていました。ただ、経験を重ねる中で、人材ビジネスは単なるマッチングではなく、「人それぞれの価値観や背景に向き合う仕事」なのだと実感するようになりました。

求職者一人ひとりに異なるキャリア観や働き方の希望があり、企業側にもそれぞれの文化や考え方があります。だからこそ、「どちらが正解か」ではなく、「どうすれば双方にとって納得できるか」を考えることが重要だと感じています。

また、近年は顧客ニーズの変化スピードも非常に速くなっています。そのため、表面的な要望だけで判断するのではなく、現場の声や日々のコミュニケーションなど、できるだけ一次情報を取りにいくことを意識しています。その上で、顧客ごとに最適なサービスへ柔軟に変化させていくことが、価値提供につながると考えています。

部下や後輩と接する上で大切にしていることは?

現在はマネジメントの立場として、部下一人ひとりと日常的にコミュニケーションを取りながら、小さな成果やプロセスをしっかり承認することを大切にしています。また、それぞれの価値観や考え方を深く理解し、画一的な関わりではなく、その人に合ったサポートができるよう意識しています。

さらに、目の前の業務だけでなく、中長期的にどのようなキャリアを描いているのかにも目を向け、一人ひとりの志向性に応じた成長機会を提供したいと考えています。実際には、すぐに機会提供ができず、もどかしさを感じることもありますが、それでも個々の強みや想いを引き出しながら、その人らしく成長できる環境をつくっていきたいと思っています。

(取材日:2026年5月)

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